idにてひげとワインのオーナーと初めてお会いした際、イタリアレストランをやりたいとおっしゃっていました。
ほんの短い時間でしたがその際、idさんやm.mさんを作った時の話なんかをしました。
半年後m.m BEAUTY PARLORのオーナーのご紹介で、私に内装のご依頼がありました。
覚えていてくださってありがとうございます。人と人とのつながりの大切さを感じます。
まずは、現地で打合せをすることになりました。
改装前は、服屋さん?みたいな感じで、まったくレストランの雰囲気はなく、これがどんな風に変わるか楽しみです。
要望としては、2部屋を一つの空間として使いたいとのこと。
客席数、厨房の位置など大まかに伺い、トイレなどそのまま使えそうな空間はそのままにして。
試行錯誤しながら、まずは最初の案をご提出。
ここから変更していく最初の土台みたいなもんです。
二つの空間をつなげて、それぞれの空間の床の高さを変える、立体的な空間の提案。
高い客席から見るとこんな感じ。
いい感じですねー。
ご希望に沿って、厨房はタイル張り、黒いところはメニューの書ける黒板を配置。
厨房からはこんな感じでお客様を見れるようになります。という、調理中、客席がどう見えるかがわかるような画角のパースもお見せしたり。
大まかにはこれでオッケーなのでマイナーチェンジしていきます。
あとは、プライベート空間の個室とワインセラーの位置を再考しましょう。
相談の結果、左パース ガラス張りのワインセラーと 右パース 個室を作り
一段高い客席はなくして壁のまま。
ただ窓を作って厨房側の空間から窓を通して隣の空間を眺められるようにして、広く感じれるようにしました。
ワインセラーもガラス張りにして中のワインを眺めてお客様が選べるように。中にはエアコンを配置して冷やすようにします。
オーナーはレストランのイメージを具体的にもっていらして、それを写真で伝えてくれます。
ずっとこんな風にしたいという夢があったんでしょうね。
イメージから想像し、ドアなどの建具は古建具がふさわしいなと考え、越路の井口製作所さんへ出向くことに。
NHKの朝ドラのセットなんかも、ここの古建具が使われたりなんかしているそう。あまちゃんとか。
これいいな、これ使えますかね?なんてやり取りしながら、オーナーが選んでいきます。
昔の古民家で使用していた囲炉裏の枠。
これなんて窓枠に使ったらかっこいいですね、とオーナー。
そんな囲炉裏の枠の大きさをパースに落としてイメージ。
大小の大きさの違う囲炉裏の窓。
よしこれで計画は大筋オッケーです。
井口製材所さんで古建具と古道具を調達し、準備が整ったところで、さあ工事開始です。